その際にはぜひ“相部屋”ではなく“独房”に入れてもらいたい

映画「それでもボクはやっていない」をカミさんと一緒に観た。よくできた映画だった。


「ワシが捕まって刑務所に入れられても、ワシの無実を信じているのだぞ!」カミさんは「信じているわ。それにおとーさんなら刑務所ライフも平気みたい」と答えた。


 私は断食で鍛えているし、引きこもり系であるので刑務所暮らしは楽勝のはずだ。家族さえ耐えてくれたら私にとって刑務所暮らしは自分を見つめ直す良いチャンスになる。考えただけでワクワクするじゃないか。であるから、その際にはぜひ“相部屋”ではなく“独房”に入れてもらいたい。私は他人との協調性がないので“相部屋”では窮屈で仕方がないのだ。おまけにノートパソコンの持ち込みが許されれば言うことなしだ。毎日、獄中記をブログ公開、な〜んておもしろそうじゃないか (そんなことが許されるワケないわな)


 税務の世界からみていると「国家権力の前には一般人のなんと無力なことか!」“長いモノには巻かれろ”と皆、税務署の言いなりである。最後にすがりたい裁判がこの映画のようにアテにならないから、争わないことが“オトナの判断”となる。こうして皆、オトナばかりになってしまって閉塞感が充満する。


 一度裁判を経験してみるとよい。ほとんどの人は国家というものを信じなくなるだろう。この程度のものだったのかと。そこからスタートだ。私も以前、裁判を経験してそれがもとでスランプに陥ったことがある。そして懲りずにまた、現在、納税者の補佐人として税務訴訟をしている最中だ。東京地裁で第三回公判まで進んだ。まだまだ先は長い。