人類が生き延びるためには“多様性”が必要なのです
(Q)花村さんは今月29日に「新・物納制度」のセミナーを開催されますが、準備は順調に進んでいますか?
(A)それがなかなか……。
(Q)まだできていないのですか?
(A)はい……。
(Q)大丈夫ですか?
(A)大丈夫ではありません。……が、仕方がありません。
自分は生来の怠け者だということがつくづく分かります。どうしても“尻に火がつく”まで行動が起こせないのです。セミナーの日が近づくにつれ徹夜の日々が続くことになるでしょう。
いつものことですが我ながら呆れます。きっとこの怠け癖は私の遺伝子に組み込まれているのでしょう。
“怠け癖遺伝子”は私にとってはマイナスに働いているのですが、人類が生き延びるためには必要な遺伝子なのかも知れません。種の保存のためには“良い遺伝子”だけでは生き延びることはできないからです。例えば今まで以上にストレスの多い社会が出現したとすると“真面目遺伝子”を持った人たちばかりですとみんなノイローゼや鬱病になって人類は絶滅してしまいます。そういうときは私のような“ずぼらな人間”しか生き残れません。
個人にはマイナスでも種の保存にとっては必要な遺伝子というのがあるのです。それを私は抱えているのです。人類が生き延びるためには何より“多様性”が必要です。人類にとって不必要な遺伝子というのはありません。
ですから私は人類存続のため“怠け癖遺伝子キャリア”として粛々と生きて行く所存であります。