イチかバチかやってみますか?

(Q)ウワサによりますと花村さんの仕事ぶりは“行け行けドンドン”で突っ走るやり方だと聞いております。そのやり方は理論的な裏打ちがあって自信を持っておられるのか、それとも“度胸とハッタリの出たとこ勝負”なのか、いったいどちらなのでしょうか?


(A)“度胸とハッタリの出たとこ勝負”です。私はものごとを深く考えることがありません。深く考えようとしても3秒持たないのです。このような頭を“鳥頭(チキン・ヘッド)と言うそうです。つまり私は“勘”を頼りに生きているのです。いつでもどこでも“出たとこ勝負”、それが私の人生です。


(Q)それでもし税務署に負けたりしたら、どうするのですか?


(A)その時はその時です。闘う前から負けた時のことを考えません。私は“鳥頭”のせいかほとんど負けた記憶がありません。自慢じゃありませんが私は運が良いのです。


 世の中、やってみなければ分からないことはいくらでもあります。やらなければ自分は無傷で済むかもしれませんが、お客さんの“チャンスの芽”を潰していることになります。始めから“逃げ道”を準備しておくことばかり考える専門家が多すぎます。こういうのを“臆病”というのです。臆病な専門家は何の役にも立ちません。専門家の頭の中は“責任回避”のために使われるばかりで、まともな仕事ができないからです。そんな態度ではお客さんに“不安と不満”を与えるだけです。こういう専門家にお金を払ってはいけません。私はお客さんに“勇気と安心感”を与えなければプロとして失格だと思います。


(Q)そうは言っても、お客さんに対してリスクの事前説明(インフォームド・コンセント)は必要でしょ?


(A)もちろんです。そういうとき、私は「イチかバチか、やってみますか?」と聞きます。