モンゴルの星空

(Q)花村さんはモンゴルの夜空に感動されたとのことですが、どういう感じだったのですか?


(A)満天の星空とはモンゴルの夜空を言うのでしょう。あまりにも凄くて心も足もすくんでしまいました。「わっ!すげぇっ」と言ったきり、後は絶句です。モンゴル高原の空気の透明度はおそらく世界一でしょう。モンゴルはほとんどの地域が草原なので、風が吹いても砂が吹き上がらないからです。手を伸ばせば星がつかめそうな感じです。迫力ある流れ星が頻繁に現れるのですが、その流れ星を手でつかもうとしてしまいそうなのです。


 私は自転車で日本の田舎を野宿をしながら旅をしたことがあります、そのときは雄大な気分になるように「大地を枕に、星の布団」と唱えながら寝袋に入って星を眺めていたものでした。モンゴルの草原に寝ころがって星を眺めていると、まさに「大地を枕に、星の布団」が現実のものとなった気分になりました。
寝ころがったその草原は淡い香水をふりまいたように香っています。それがまた何とも言えず気持ちがよいのです。その匂いは草原に自生するハーブの香りです。さらにこのハーブのせいか蚊や蠅がほとんどいません。ですから、モンゴル全体がとても清潔な感じがします。まさに“この世の天国”です。


 ストレスまみれになり、星を眺める余裕もなくなった今の日本人にはモンゴルの夜空は感動ものです。あの星空を眺めていると人生観が変わります。いずれ“モンゴルの星空ツアー”が組まれ、大挙して日本人観光客が押しかけるかも知れません。そうならないうちにモンゴルの夜空を見に行かれるとよいと思います。モンゴル政府観光局になりかわって宣伝させていただきましたっ!


 それはそうと、小泉君!君もモンゴルに行ってきたそうだな。草原で弓を引いたりして随分はしゃいでいたじゃないか。一度、酒でも飲みながらモンゴルの話をしよう、なっ!