“畑の草むしり”をしてあげなさい

(Q)私はハウスメーカーの営業マンです。最近、戸建て住宅の営業からアパートの営業に部署が替わりました。アパート営業の場合、お客さんは主に農家の地主さんです。税金の知識、特に相続税の知識がないと成績が上がりません。しかし、私は頭が悪いので税金の知識が身に付きません。どうしたら良いでしょうか?


(A)頭が悪いと自覚しておられるのであれば、身体を使うことです。税金の知識で説得するのではなく、身体を使って自分をアピールするのです。


(Q)身体を使ってアピールするとは、具体的にどんなことをすれば良いのですか?


(A)地主さんの肩や腰を揉んであげたりすることです。


(Q)それじゃ、詐欺商法で問題になった“豊田商事の営業”と同じですね。


(A)“豊田商事の営業”では“添い寝”もしていました。日本ではいつの時代でも“情に訴える”やり方が効果があります。
 肩や腰を揉んであげることより、もっと効果的なアピールの仕方があります。この方法なら、きっとあなたの営業の“切り札”になるはずです。
 日本の農家では家族が農作業を手伝おうとしません。だから、畑が雑草で荒れ放題になります。そうなると、周囲へ迷惑をかけてしまうことが、その地主さんにとって苦になるのです。さらにヘタをすると固定資産税が農地課税から雑種地課税となって負担が重たくなってしまいます。ですから、あなたがもっとも農家の地主さんに自分をアピールできる手段は、“畑の草むしり”をしてあげることです。夏のクソ暑い時期にあなたが汗まみれになって“畑の草むしり”をすれば、あなたはきっと地主さんに感動を与えることができるでしょう。そうなるといくらでもアパート建築の受注を受けることができます。


(Q)そんなことをすれば、アパートの受注が取れるまでに私は死んでしまいます。私は頭も悪いのですが、身体もあまり丈夫ではないのです。夏の“畑の草むしり”には身体がついていきません。


(A)死を覚悟でやることで地主さんを感動させることができるのです。“鬼気迫る営業活動”になることでしょう。それに覚悟を決めてやれば、そのうち身体も丈夫になりますので“一石二鳥”です。