会計参与は死んでもやりたくありません

(Q)会社法で“会計参与”という役職が創設されました。会計参与には税理士や公認会計士がなれるとのことです。
花村さんにお願いすると会計参与を引き受けていただけますか?


(A)私は会計参与は引き受けません。


(Q)どうしてですか?責任が重いからですか?


(A)責任の重さより、私の性分に合わないからです。


(Q)一生遊んで暮らせるだけの報酬を約束してもダメですか?


(A)死んでもやりたくないのです。


(Q)それはまたおおげさですね。


(A)「会計参与の行動指針」が平成18年4月25日付けで公表されました。それを読んでウンザリしました。
会計参与の仕事は“監査”と“自己の無過失証明”です。“監査”の仕事は“性悪説”をベースにしなければ成り立ちません。“自己の無過失証明”は「私には責任はありませんよ」と言うためだけの仕事です。ともに虚しく賤しい仕事です。私のモノサシでは監査の仕事は“賤業”です。私は「仕事には貴賤がある」と思っています。私は常にお客さんの喜ぶ顔を見ながら仕事をしていたいのです。それが“貴業”です。短い人生、“賤業”に係わっているヒマはありません。