行き掛けの駄賃、禁煙

(Q)花村さんは禁煙はされたのですか?


(A)はい、煙草はやめました。


(Q)死ぬまで煙草を吸い続ける、と言っておられたのではないですか?


(A)確かに……。煙草だけはやめられないと思っていました。……が、しかし、断食と同時にやめることができました。行き掛けの駄賃のようなものです。真剣にやめようとしたのではなく、なんとなくやめることができてしまったのです。断食中は煙草を吸いたいという気が起きませんでした。ずるずると禁煙に突入したようなものです。でも、まあ、この際、永続的に煙草をやめようかと思っています。


(Q)そうすると花村さんは、ますます健康になられるのですね。


(A)そのとおり。私は120歳まで現役で通します。年金は全部、貯金するつもりです。そうして貯めたお金で妻のためにマイホームを買ってあげるのです。


(Q)奥さんは喜んでおられるでしょう?


(A)120歳でマイホームを持っても嬉しくない、と言っていました。そう言えばそうかも知れません。
 だから、年金は全部、旅行代に回すことができます。私にはバラ色の老後が待っているのです。


(Q)あなたは幸せな方ですねぇ。


(A)ありがとう。