禁錮13日目

 朝4時起床。快晴。
 
 ウンコ、大量放出。これが宿便か?入所以来、ウンコが出なかった。入所時にもらった「断食の栞」には本断食中はウンコは出ない。回復食になってから3,4日して出ると書いてある。その通りであった。
 
 ウンコも出たし、天気はよいし、今日は気分がよい。
 
 amazonから取り寄せた、DVDのNHK「驚異の小宇宙 人体」第1巻から第6巻までをぶっ通しで観た。50分×6巻=約5時間。普段の生活ではこれだけの時間を休むことなく通して観ることは不可能だ。DVD三昧の境地。贅沢きわまる。
 
 NHK「驚異の小宇宙 人体」を観ると私達の身体は、「宇宙(神)の意志」によって生かされているとしか思えないほど精妙にできている。断食中に観るにはもってこいの映像であった。
 
 特に今まで小腸は胃で消化された“溶けカス”を通すだけの“管”かと思っていたが、ほとんどの栄養をここで吸収するという重要な役目を担っていたのだねぇ。断食と宿便排出により、私の胃腸はきれいなった。この断食をきっかけに、これからは粗食、少食で生きていこう。これで私の健康も約束されたようなものだ。
 
 それよりなにより、断食によって、“この肉体が自分”という不遜な考え方を根本から改めるきっかけになりそうで、ウキウキする。そう、“私は宇宙の意志によって生かされている”という気分なのだ。悟りの境地は近い。……これって、錯覚か?