禁錮5日目

 午前2時!起床。昨夜は午後11時に寝たので睡眠時間は3時間だ。眠くはない。内臓に負担をかけていないので身体が疲れていないのだろう。食べなければ眠らなくてよいということが分かる。


この断食後も少食生活は続けるつもり。そこでだが来年のテーマは“ナポレオン睡眠”だ。断食の次のテーマは眠らないことだ。飛躍しているか?そんなことはない。自然の流れ、必然だ。食べなければ内臓に負担をかけない。疲れないので睡眠時間は少なくてすむのだ。当たり前の話である。
 
 夜中は強い雨と風だった。桜の花は散った。「あっ!洗濯物を取り込み忘れた!」我ながら殊勝に洗濯をして干していたのに。残念!朝からは快晴。同じものをまた洗濯だ。
 
 今日は本断食3日目となる。断食3,4日目が一番つらいと聞いていたが、それほどでもない。腹は減ってはいるのだが、飢餓感はない。充分我慢できる範囲である。それより、本断食と同時に始めた禁煙の方がつらい。
 
 今回の断食は“心身改造”が目的だ。ダイエットでも病気療養のためでもない。仙人への道程である。禁煙については、ついでに始めたようなものだ。なにがなんでもという気概はない。とりあえず、断食中だけ禁煙することにしよう。これを機会にもし禁煙にも成功すれば私は100歳まで生きることができるだろう。
 
 私のご先祖様は皆、短命であったので、自分も遺伝的に短命であると思い込んで、家族に「もう死ぬ、もう死ぬ」と言い続けてきた。しかし今では、コロッと変わって、うちのカミさんには「おまえ100まで、わしゃ99まで」と言っている。
 
 100歳まで現役で働き続けるのだ。最後はインドで断食して涅槃に入り、入滅する。遺灰はガンガー(ガンジス河)に流してもらう。これで私の最期の姿はイメージできた。