確定申告書の提出

 今日から3月15日までが確定申告書の提出期間である。
確定申告書の提出を終わった人たちは一様にホッとした表情をしている。まさに神社へお参りを済ませた善男善女のようだ。プレッシャーから解放されたような気分なのだろう。
 しかし、ただ申告書を提出するだけの人はわざわざ税務署まで足を運ぶ必要はない。郵送で充分だ。
 申告書を提出する際、税務署員は一枚一枚チェックして問題がなければ、受領印を押したうえで受け付けるのであるが、なかにはそれで“税務署が認めてくれた”と思い込む人がいる。あんな短時間でチェックできるわけがないではないか。その申告が正しいかどうかは税務調査を受けなければ分からないのだ。
 だから、申告書の提出だけにわざわざ税務署に足を運ぶのはナンセンスだ。時間の無駄遣いでもあるし、税務署が混み合うだけ“はた迷惑”と言える。律儀に税務署へ足を運んだからといって何のご褒美もないのだ。真面目なのはいいが、律儀すぎるのはアホである。