“ハンコ代”再質問

(Q)昨日の“ハンコ代”について質問します。
私は亡父の遺産分けのとき、妹に“ハンコ代”9千円を払いました。妹が実印を持っていなかったので私が買ってあげたのです。もっと安い印鑑があったのですが、フンパツして水牛の印鑑(9千円)を買いました。“ハンコ代”なんて高くてもせいぜい数万円ですが、どうして皆さんは“ハンコ代”で悩んでいるのでしょうか?


(A)あなたのようなのどかな人がいるとホッとします。あなたのいう“ハンコ代”というのは“そのまんまのハンコ代”ですやん。
 相続のときの“ハンコ代”というのは、多くの財産を相続する人が、何も相続しない人にハンコを押してもらうために支払う承諾料のことです。なかには数百万円、数千万円を払ったという例もあるのです。
 あなたのように9千円で済んだのは例外中の例外です。欲のない妹さんに恵まれたあなたは幸せ者です。
 今後とも妹さんに感謝しつつのどかに生きていってください。