やりやすいセミナー、やりにくいセミナー
(Q)花村さんは各地で税務セミナーの講師をやっておられますが、やりやすいセミナーとかやりにくいセミナーというのはありますか?
(A)やりにくいセミナーは“不機嫌顔”のオッサンがいる場合です。何を話しても無表情なので薄気味悪くて調子が狂います。「俺の話がつまらないのだろうか」と気になって、よせばいいのにその“不機嫌顔”に向かってムキになって「コノヤロ、コノヤロ」と話して調子を崩してしまうのです。
“不機嫌顔”の人は周囲の人まで暗くしてしまいます。タバコの副流煙よりもたちが悪いと思います。長年、魂を売り渡して宮仕えしてきたせいで顔の筋肉が不機嫌なまま固まってしまったのでしょう。
やりやすいセミナーはおばちゃん達の参加が多い場合です。おばちゃんたちは話を聞くのが上手です。「ウンウン」とうなづきながら聞いてくれますし、話が面白いときは「ギャハハハ」と豪傑笑いが出てきます。そうするとこちらも話が弾み、調子に乗って気分よく話すことができます。
これから先、株がどうなろうといいではありませんか
(Q)私は株に投資をしています。最近の世界同時株安で大損をしてしまいました。今後、株はどうなるでしょうか?
(A)人類には未来を予測する能力は与えられておりません。仮に予測する人がいたとしても、それは「未来は過去に似ている」と思いこんでいるだけ。錯覚です。どうしてそういう錯覚を起こすかというと今まで「未来が過去に似ていた」からです。
“歴史に学べ”とか“歴史は繰り返す”とか言いますが、そんなことはありません。過去と未来とはなんの繋がりもありません。“一寸先は闇”なのです。
(Q)理屈っぽい話は結構です。分からないなら分からないと言ってください。
(A)株が今後どうなるか分かりません。先ほども言ったように私は将来のことにはまったく興味がありません。明日の天気予報すら興味がないのです。将来、確実に分かっているのは私もあなたも死ぬことだけです。どうせ死ぬのです。これから先、株がどうなろうといいではありませんか。
MacBook Airを買いますか?
(Q)Mac狂いの花村さん、新発売の超薄型ノートパソコンMacBook Airを買いますか?
(A)現在、パソコンを買わなければならない状況ではありません。……が、しかし、Macの新製品なら話は別です。だから、店頭でじかに触ってから決めます。もし、ビビビビッ!と来たら3秒以内に買います。私はもう年です。「なぜ、あのとき買っておかなかったのか」と後悔したくありません。残り少ない人生を悔いのないよう送りたいのです。
(Q)たかが、パソコンを買うのに「人生がどうのこうの」と大げさですねぇ。
交際費
(Q)私は中小企業の社長です。先日、私の会社は税務調査を受けて「福利厚生費」として処理していた費用の一部が「交際費」と指摘され、修正申告をするように言われました。それというのも頑張ってくれた数人の従業員を慰労するため一杯飲ませたことが原因です。そしたらこれが税務署員は「交際費」というのです。どうしてこれが「交際費」なのでしょうか?それにどうして損金に認められないのでしょうか?
(A)税法上の「交際費」は一般に使っている交際費とは異なります。税法に「交際費」の定義が記されています。私は「交際費」の定義なんか興味もありませんし知りたくもありません。あなたの顧問の税理士さんにお尋ねください。
私は個人的には「交際費」が損金にならないのはおかしいと思っています。税法が間違っています。しかし私の個人的見解を言っても仕方がありません。税理士として「交際費」に関しては、会社の経営者の方に「これもダメ、あれもダメ」と税法に準じて答えざるを得ません。こういうことがアホらしくなって、やってられないと思い、私は法人の税務から手を引いたのです。悪法に付き合わされる税理士もつらいものです。
「交際費」だけでも一冊の本ができますし、判例や裁決事例も山のようにあります。
こういうつまらないことに神経をとがらせなければならないのはバカバカしい限りで日本中で壮大な無駄をやっとるわけです。
あなたもあきらめておとなしく税金の追徴に応ずるか、「税法が間違っとる」と訴えを起こすか、です。ただし、あなたが訴えを起こそうとしても私に依頼しないでください。……勝てそうにありませんから。
私も働かせてもらえませんか
(Q)花村さんの事務所では金・土・日曜日休みの週休三日とのこと。そうすると今日みたいな月曜日が振替休日になると4連休ということですか?
(A)そのとおり。
(Q)私も花村さんの事務所で働かせてもらえませんか?