税理士は胃と肝臓が強くなければ務まらないか

(Q)私の友人に税理士がいます。彼は税理士は胃と肝臓が強くなければ務まらない、と言っています。本当でしょうか?


(A)お客さんを獲得したり、つなぎ止めておくために飲食やゴルフで大変だ、と言いたいのでしょうが、いまどきそんなことを言う税理士も珍しいと思います。「お客さんと一緒に酒を飲んでどうしようというのだ」と思うのが、まともな税理士です。
 税理士という商売は胃と肝臓を鍛えるより神経を鍛えなければなりません。


(Q)“神経を鍛える”ではなく“頭を鍛える”の間違いではありませんか?


(A)頭を鍛える必要はありません。税理士に必要なのは「知識」ではなく「義侠心」です。知識を頭に詰め込むと臆病になるだけです。税理士という商売にいちばん向かないのが臆病者です。胃と肝臓が丈夫でも臆病者では仕方がありません。