平成２０年度税制改正セミナーは税制改正案が国会成立後に開催します
毎年、恒例にしている、当事務所主催の「税制改正セミナー」のことですが、今年は税制改正法案が国会で可決されたことを確認してから開催することにします（本当はこれが正常な姿ですわな）。
いつもは年賀の挨拶と同時に税制改正セミナーの案内をしていたのですが、今年はいつもと様子がちがいます。国会がねじれとるわけです。
例年、国会の審議を待つまでもなく、「与党税制改正大綱」をもとに資料を作成して皆様にお伝えしていました。なぜなら、９９．９％そのままのかたちで成立してきたからです。野党の意見など“無視”だったのです。ところが今回は違います。「民主党税制改革大綱」は消費税、証券税制、道路特定財源など焦点となる各分野でことごとく与党と対立しています。私個人としては民主党案に魅力を感じており、応援したい気分です。
税制改正案と予算案は“「入」と「出」”、“車の両輪”です。予算案は憲法の規定で衆議院で可決されればいずれ成立しますが、税制改正案は参議院で否決されると成立せず、結果的に予算を執行できなくなります。いったいどうなるのでしょうか？
今年は政治も経済も大波乱の年になりそうでワクワクします。
