デジタルになってはいけません。実務はアナログで動いているのです。

(Q)私の父はもうながくはありません。父が死んだら莫大な相続税がかかりそうです。しかし、父が持っている財産のほとんどは無道路地とか三角の形の土地とか“煮ても焼いても食えない”、“箸にも棒にもかからない”土地がほとんどです。売れもしませんし、稼ぎもしません。それでも評価額だけは“いっちょまえ”です。


(A)不良土地ばかり持っている人というのはいますねぇ。気の毒としか言いようがありません。


(Q)相続税を金銭で納めると私の生活が成り立ちません。ですから、どうしようもない土地を物納をしたいのです。しかし、制度が改正されて物納が難しくなったと聞きました。新しい物納制度を勉強したいので参考になる良い本はありませんか?


(A)本なんか読んでも仕方がありません。生半可な知識を入れれば入れるほど臆病になります。デジタルになってはいけません。実務はアナログで動いているのです。「何が何でも不良土地を物納でねじ込むのだ!」という“勇気”と“根性”が大切です。
あなたの“勇気”と“根性”が新しい物納制度という壁を砕くのです。頑張ってください。……自己責任で。


(Q)花村さんは応援してくれないのですか?


(A)頼まれればやります。


(Q)気のない返事ですねぇ。


(A)“勇気”と“根性”がない人とは付き合いたくないのです。