税務相談のコツ

 うちの事務所では税務相談にチカラを入れている。毎月、懇意にしていただいている人たちにFAXで税務相談日を案内し、その方たちの紹介で相談に来られるお客様の相談に乗っているのだ。このブログ上ではふざけたことを書くことがあるが、本当の税務相談ではマジメにやっている。こんなもんじゃあない!。自慢するようだが、うちの税務相談でのお客さんの満足度はかなり高い。


・「これで、胸のつかえがとれました。今晩からぐっすり眠ることができます。」
・「いままで疑問に思っていたことが、はじめて腑に落ちました。」
・「今日は、良いお話を聞かせていただいて、本当にありがとうございました。」
・「相談に来て良かった。本当に助かりました」などと言われ、何度も何度もお辞儀をしながら事務所を出て行かれるときの様子をみると「あぁ、俺も他人様のお役にたっているのだ」と思える至福の瞬間だ。


 「本当に相談料は5千円でいいんですか?もっと払いたいので取ってください」と一万円札を何枚も置いていこうとされることもある。相談業務で儲けようとは思っていないから、5千円以上の料金をもらったことはない。
 相談をした後、お客さんが満足して帰られるときの様子をみるのはうれしい。
 お客さんが満足して帰られるとき、それはどういうときか。ひとつ共通する点があることに気がついた。


 それは………、「私が喋らなかったとき」だ。これが税務相談のコツだ。
 お客さんがほとんど話をしていて、私はうなずいていただけ、こういうときがお客さんの満足度が高いのだ。
 ということは私は喋らずにお客さんの話をひたすら聞いていればよい、ということだ。「人の話を聞くということが最大のサービス」これがサービス業の神髄かも。