臆病は死なないと治りません
(Q)私は3年前に会社を設立しました。順調に業績が伸びており今年は税金を払いました。しかし、社内には私も含めて営業担当ばかりで、経理担当の従業員は一人もいません。私や他の従業員も数字や帳面のことは素人です。ですから税務署に提出した申告が正しいのかどうか不安です。もうそろそろ税務調査が入る頃だと言われました。心配で心配で仕方がありません。
(A)間違った申告をしているのはあなただけではありません。世間では、税務申告のほとんどは間違っています。完全無欠な申告は一件もないと言ってもよいのです。それは税法が複雑すぎて誰も完璧な申告ができないからです。完璧な税務申告を目指したら、そのことにエネルギーを吸い取られて、きっとあなたの会社の業績は伸びなかったことでしょう。
意図的なごまかしがなければ心配することはありません。
(Q)でも間違いを指摘されて追徴されたらどうすればいいのでしょうか?
(A)お金を払えばよいのです。
どう転んだところでカネで済む話です。命までは取って行きません。
(Q)そう言っていただいても私の心配は収まりません。私は税務署に対しては臆病なのです。
(A)バカと臆病は死なないと治りません。