隠れ家兼執務室

(Q)花村さんは事務所の近くにマンションを借りておられるとのこと。それは有効に活用されていますか?


(A)もちろんです。毎朝の徒歩通勤で汗びっしょりになるので、シャワーを浴びるためにマンションを借りることにしたのですが、今ではパソコンを設置し、事務所とLANを組んでいます。事務所のサーバーと繋がっていますので仕事をするには不自由しません。電話は置かないことにしていますし、人も訪ねてきませんので、静かに仕事ができます。ですから私の“隠れ家”兼“執務室”と言えます。


(Q)普通の人は“隠れ家”を持つと奥さんに内緒で女を囲うものですが、そういうことはないのですか?


(A)私は普通の人ではなく、仙人を目指しているのです。


(Q)失礼しましたっ!。ところで家賃はいくらですか?それと広さは?


(A)月8万円です。広さは38m2です。


(Q)えっ、私のアパートの家賃より高いじゃないですか!


(A)あなたのとこの家賃のことなど私は知りません。仕事の能率が上がりますので、月8万円の家賃などどうってことはありません。お金というのは使えば使うほど儲かるのです。私は死ぬときには何も残さずに死のうと思っていますので、賃料を支払ってお金が減っていくのは気持ちがよいものです。“隠れ家”兼“執務室”を持ったことによって、仕事の能率が上がりました。ですから今年もまた、儲かってしまいます。儲かれば、また使わなければなりません。キリがありませんね。