国税不服審判所

(Q)国税不服審判所は納税者と税務当局との間の第三者機関ということですが、本当ですか?


(A)国税不服審判所の審判官は、そのほとんどが税務署からの出向の職員で構成され、税務署と同じ穴のムジナと言われています。特に国税通則法99条によれば、国税不服審判所長が国側が負けるような裁決を出す場合には、あらかじめ国税庁長官に申し出て、さらに国税審議会の議決に基づかなければなりません。したがって、第三者機関どころか“国税の砦”と言ってさしつかえありません。国税不服審判所で納税者が勝利を勝ち取るのは至難といえます。