繁忙期の週休3日

(Q)花村さんの事務所では確定申告の繁忙期でも週休3日を続けているのですか?


(A)当然です。忙しいというのは思い込みにすぎません。本当は誰も忙しくはないのです。忙しいフリをしているだけです。むかし、貧乏人は寸暇を惜しんで働かなくてはなりませんでしたが、今はそんな時代ではありません。本当の貧乏人など今の日本にはいません。私はインドに行った経験から、そう言うのです。
 今の人々がもっとも恐れるのはひまな時間を持つこと、それと同時に他の人々にひまな時間を持たせることです。そのために本当はやらなくてもいい仕事をいっぱいつくっているのです。ひまでいようと思えばひまでいられるのです。ニートをみてごらんなさい。あの姿が本当は求めていた姿なのです。
 だから、ひまになることが怖いのです。これからの社会はひまな時間の恐ろしさをどう克服するかにかかっています。一生懸命に働いてらくをしようと頑張ってもひまになったら、つまらないことがバレてしまっています。
 みんな自己欺瞞にもとづいて生活しています。私は忙しいフリをしない、という単に正直なだけです。
 まじめな人ほど、週休3日を嫌います。自己欺瞞がバレるからです。私はこういう人から白い目でみられているのです。