だからあなたは人生にも仕事にも疲れたのです

(Q)私は65歳。中小企業の経営者です。最近、人生にも仕事にも疲れ果てました。


 そのようなわけで前期の会社の業績は落ち込み赤字になりました。当然、法人税も払わなくて済みました。ところが顧問の税理士さんが作成した申告書を見ていますと「法人事業概況説明書」という添付書類には次のようなことが書いてありました。
「当期の業績は落ち込みましたが、来期以降は心を入れ替えて心機一転頑張る所存です」と。これは私の本心ではありません。私は年金をもらって静かに余生を送りたいのです。心機一転頑張る気持ちなど少しもありません。税理士さんは納税者の了解もなく、こんな勝手なことを書いてよいのでしょうか?


(A)あなたの顧問税理士さんは“勘違い税理士”です。会社の業績が悪くて税金を支払わないことに言い訳をしたり、今後頑張りますのでよろしく、などと税務署に対して言うべき筋合いはありません。これこそまさに“税務署の手先”として働く税理士の典型例です。こんな税理士と付き合っていたあなたがお気の毒です。こんな税理士と付き合っていたから、あなたは人生にも仕事にも疲れ果てたのです。